自由という刑罰
ボクたちはみな、自由であるが故に、
自分がどこに向かって生きるか
という、人生最大の問題に自己責任で取り組まねばなりません。
これほどの重荷があるでしょうか。
(Wikipediaより引用)
これをサルトルは、「人間は自由の刑に処せられている」と『実存主義とは何か』の中で表現しています。
「そのことを私は、人間は自由の刑に処せられていると表現したい。
刑に処せられているというのは、人間は自分自身をつくったのではないからであり、しかも一面において自由であるのは、ひとたび世界のなかに投げ出されたからには、人間は自分のなすこと一切について責任があるからである。」
「したがって実存主義者は、人間はなんのよりどころもなくなんの助けもなく、刻々に人間をつくりだすという刑罰に処せられているのだと考える。」
ボクたちは、誰しもが自由を求めて生きています。
しかし、
求めていた自由は果たして真の自由と言えるのでしょうか。
- 作者: J‐P・サルトル,伊吹武彦
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